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「経営理念だと!?」
そんな感じの言葉です。
あまり堅苦しいことは何も持っていないのですが、でもどんな風に扱われるのかとか、どんな治療方針なんだというのは、来院する前に聞いておきたい気がしませんか?
Q:「動物医療センターって大きな病院か?」
A: ちょっと違います。
Q:「病気になったら行くところと違うんか?」
A: やっぱり、ちょっと違います。
動物は言葉をしゃべれません。ですから、病気になる前、普段の健康なときから、顔を見せるようにしてください。それで、どうやれば健康に過ごせるのかをアドバイスし、飼い主さんが見つけることができない異常まで見つけてあげるのも、また動物病院の仕事です。
できれば仔犬の時からがいいです。しつけの方法やおやつはどんなものを与えてもいいのか、これらについて病院に来ることで、飼い主さんたちが知識をつけていってくださることで、私たち動物病院がこの社会の一部として仕事を果たしていることにつながるのです。
Q:「そしたら、交通事故に会ったら、どなえしたらええねん?」
Q:「うちの子は、小さいときから肝臓が小さいっていわれて、時々けいれん発作を起こすの。」
現在、犬猫で普通に認められる病気の数は、ちょっと数え切れないくらいに増えてしまいました。糖尿病、アトピー性皮膚炎、免疫介在性溶血性貧血、肺動脈狭窄症、壊死性脳炎・・・。専門書の項目を数えてみようかとも思いましたが、数え始めると眠れなくなりそうなので辞めました。これらすべての科において専門家であること、これが私たち現在の臨床獣医師に求められていることです。
要するに、上の質問同様これらの解決には少々専門的な医療機関が必要になります。このためにお役に立てるため、当院は「医療センター」の名称をつけました。さらに、一人の先生の考えるベストな方法と、他の先生の考える治療法は必ずしも一致しないのも、ヒトの医療でもよくある問題とされます。このため、当院には常に複数の獣医師が勤務しております。
時々犯す、とくに志の高いお医者さんに多く診られる間違いが、これに当たります。私たちの目指すベストな医療は、決して高度医療に行き着くわけではありません。
たとえば点滴チューブと酸素テントの中で、一日でも長く生き延びることが動物の幸せなのでしょうか?もし、飼い主さんが、「そんな状態でもこの子が一日でも長く生きてほしい」と願うなら、私たちもそのことに全力で打ち込みます。しかし、動物にとっては、病院ではなく飼い主さんのそばへ帰りたいと思っているのかもしれません。自分の命が、もう数時間しか持たないことを動物は悟ることがあるのです。
ですから、飼い主さんの望みと動物の幸せをまず第一に考え、必要があればいつでも高度医療サービスを提供できること、このことが当院のもっとも重点を置く理念なのです。
Q:「どのような病院を理想としているんですか?」
「ゆりかごから墓場まで」
まさにこれが当院の目指すところです。どんな犬を飼おうか。この部分から病院に相談してみてください。そして、日頃のトリミングや健康管理はもちろん、複雑あるいは難解な病気であっても、複数の獣医師がディスカッションを繰り返しながら診断・治療に当たる、そして時にはMRI検査や脳神経外科を通じ、動物をできる限りベストな状態で、飼い主さんの下で過ごさせる、これが当院のポリシーになります。
で、墓場までの「墓場」についてですが、もしもの場合、現在複数の動物霊園や葬祭センターを紹介する形をとらせていただいています。